2021年
ビタミンK2研究会を発足しました
ビタミンK2研究会
(Study Group of Vitamin K2; SVK2)
ビタミンK2研究会、その目的。
ビタミンK2はビタミンKの一種であり、ビタミンKは1929年にデンマークの生化学者カール・ピーター・ヘンリク・ダムがニワトリの実験をしていたときに出血の有無により偶然発見された物質であり、「血液凝固」を意味するドイツ語「Koagulation」にちなみ、ビタミンKと名付けられ、その後、アメリカの生化学者エドワード・アダルバート・ドイジーらとともに人体におけるその働きを解明し、二人は1943年のノーベル生理学・医学賞を受賞するに至りました。
ビタミンK2の摂取源として食肉、鶏卵、乳製品などが挙げられますが、納豆には非常に多く含まれており、日本人にはなじみ深い栄養素とも言えます。すでにビタミンK2は、動脈硬化、骨粗鬆症、メタボリックシンドローム、糖尿病、白内障、肥満、抑うつ症状などに有効であることが、さまざまな研究により示唆されており、新たな機能も見いだされつつも、ビタミンK発見から約90年が経過した今も、世界を見渡してもビタミンK2分野の研究は決して多くはなく、ビタミンK2分野の研究者同士で語り合う場もほとんどありません。
本会の目的は、人々の健康と予防医学に寄与するために、ビタミンK2の研究に携わる各分野の研究者が情報を活発に交換し、討議する場を開催することが目的です。より広範な基礎研究の活性化、先端技術成果の確認と整理、応用開発の検討、生物学的実証実験、臨床試験を目指した研究などのため、各分野の研究者、更には企業において直接応用開発に携わる研究者や、種々の領域の研究者が率直に議論を重ね、国際的に評価される研究成果をまとめ、広く利用されることを目指しています。
事 業 | 本会は、学術研究会を年に1回以上開催し、学術研究会では、ビタミンK2及びそれに関する研究の発表及び討議、製品開発への可能性の検討を行ないます。 その他、本会の目的達成に必要な事業を行なっていくことを目的としています。 |
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会 則 |
以上(2021年7月1日作成) |
理 事 |
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入会 |
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